ヤドカリ奮闘記

投稿日 2018.10.01, by gyorin

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先日、宮古島へバカンスへ。

いろいろエンジョイして、趣味の貝殻採取も楽しみました。

そして東京。夜中に戦利品を洗浄していると…

アラッ!

まさかのヤドカリ入り。

うそ、どうしよう、南国バカンスから都会へ連れてきてしまった…

罪悪感に苛まれ、ヤドカリについてネットで調べまくり、とりあえず翌日は砂を買ってきました。

オカヤドカリと目をつけ、それらしきセッティングを。

塩だのヒーターだのいるとかなんとか。

海洋生物とか全然飼いたい訳じゃないのに…

でも連れてきてしまったからには来年また行くまで生かして、帰してやらねば…

ただ日を追うごとに元気がなくなるヤドカリ。

…まさか、海のヤドカリなんじゃ?

試しに塩水に浸けてみると、急にイキイキ。

あらやだ、全然オカヤドカリじゃないよ

再度ネットをみると、全然オカヤドカリじゃなさそう。なんでオカヤドカリと思ったのか。

海のヤドカリとなったら急にセッティングが異なり、水槽だの濾過機だの、いよいよ未知の道具を揃えることに。

半ばパニックになりつつも、それなりの水槽完成。

ヤドカリはトーマスと名付けられ、ヤドを替えたりしてそれらしく元気にやっています。

なんとか来年まで、元気で一緒に暮らそう。

そして島へ帰ろう。

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さらば、くろ

投稿日 2018.07.29, by gyorin

金曜の朝のこと。

黒がいない!

残されていたのは黒が出れるサイズの窓の隙間。

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朝からそこら中を探したけれど、どこにも見当たらず。

この暑い中、どこへ消えた?

黒はまさかの19歳。来年には成人式?を迎えます。

黒はこの19年、外へ出ても一瞬でかえってくるような猫。

一晩帰らないなんて…

薄ら頭に浮かぶ、悲しい想像。

猫は死ぬ時には姿を消すとか。

まさかまさか、これまであんなに、何度も死にそうで、

けろりと生き返ってきた黒。

おうちと家族がだいすきな黒。

そんな、最期に消えるなんて…

会社へ行って、その間に帰ってくると思ってたけど、

先に帰った夫からは、どこにもいない…

哀しみにくれてる私を迎えに来てくれた夫。

「チビと今頃仲良くやってるよね…」

「会えてよかったね…」

もう覚悟を決めて、せめても幸せにいることを願いながら、

それでも最後に「くろー…」と呼んだ、そのとき。

家の中からにゃーん…

とっとっとっ…と、まさかの黒、登場。

夫が留守にした一瞬で、まさかの帰宅。

19歳の高齢猫は、少しふらついて、尻尾にはなんか絡みついて、

冒険の痕跡が。

かえったら、見たことない格好で眠りこけ、

老婆の冒険がどれほどだったか。

それでも翌日にはこうして、太一と一緒に遊んでくれるのです。

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最期のときに、絶対、絶対、一緒にいようね。

来年は成人式の、お祝いしようね。涙

たいちのたんじょうび

投稿日 2018.07.01, by gyorin

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なんとまあ時が過ぎるのは早いもので、ドタバタしながら生まれた坊やがもう5歳!

今年の誕生日は特別でした。

何が特別かというと、坊やが自分の誕生日を初めて意識してたのです。

誕生日の1か月以上前から、誕生日到来を心待ち!何度も何度も、まず6月がいつかを確認してました。

今までも誕生日は4回きましたが、反応はやや薄く、はぁ…たんじょうびねえという感じ。

でも今年は違ったのです。

ダヤンは誕生日というものを知りませんでしたが、知ったらもう、誕生日が待ち遠しくてなりません。

まさにそんな感じ。

さあ、たっぷり心待ちの誕生日。しまじろうも盛大な誕生会をやっていて、羨ましそう。

ここは母が一肌脱いで、盛大な誕生会をやってみようか…。

誕生会だから来てちょうだい、とかちょっと恥ずかしいが、やるならちゃんとやりたい。

保育園での仲良したちに声をかけ、アマゾンでHAPPY  BIRTHDAYの風船を購入。

お庭で持ち寄りパーティーにしたので、自慢じゃない料理は買い。

ケーキは特大を作ってきてくれるというので、何かできないかしらと、夜中にチョコペンで大好きなマックイーンを力作!

ママ達からは絶賛!すごーい、買ったのかと思った!このオカズも美味しーい!これは買ったの。

初めて気づいた誕生日、盛大にパーティーができました。

そしてその後も、保育園の誕生会に、お誕生日メインデーには生まれて初めてディズニーランドにまで行って、楽しい楽しい5歳の幕開けになったのでした。

ディズニーランドでは誕生日シールを貼っていたので、其処此処からおめでとう!おめでとう!

誕生日ってなんて素敵、なんて特別、と、ダヤンのように思ったかしら。

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愛の手紙

投稿日 2018.06.03, by gyorin

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子供が最近手紙に凝りだしました。
通信教材についてくるひらがな練習キット「ひらりん」で、懸命に手紙を書いています。

「ひらりん」はひらがなのシールがついていて、それを特殊なペンでなぞり、付属のシールにそのまま写して貼れる、という優れたもの。
ひらがながさっぱりかけない幼児もそれなりにメッセージが書けるのです。
だが、ひらがなは各4個しかないので、人気の文字はすぐなくなる。

太一の手紙はだいたい「だいすきだよ」なので、「た」が在庫薄に。(しかも「たいち」でまた「た」を使う)もはや「た」は手書き。
またノってきた頃に写すシールもなくなる。

意味なく書いたシールがふたつ、私に書いてくれた手紙が一枚。
さぁ、残りのシールはあと一枚。

誰に書くか?やはり父か?と思ったら、まさかの「ニャンニャンに手紙書こう」
「にやんにやんいつもごはんあげるね」
にゃんにゃんかぁ、あと一枚なんだから、もっとわかる相手にあげればいいのに…
しかも各2使うから足りるかな…と母としてはやや反対でしたが。
なんとか書き文字も加えて、完成した手紙。
「ニャンニャン、手紙書いたよ〜」
と、横にいるニャンニャンにぐいっと渡すと…

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!

突然すごい大きな猫鳴り!まさかの喜んでる!
猫でも嬉しいのね〜、ニャンニャンがこんなに喜んでてよかった。
ニャンニャンも来年ははたち。
晩年に手紙までもらって、なかなかに幸せな猫生でよかったわ。

なんとか、弁当

投稿日 2018.05.22, by gyorin

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ある日やってくる、「お弁当遠足」。

弁当を持って、公園にいくという、子供にとって大イベント。

弁当なんて適当でいいのよ、と思うけども、子供の期待がすごいので、応えてやらねばと思っちゃう。

「弁当は唐揚げと卵焼きとおにぎり?ウィンナーは?たこは?いる?」

保守的な子供はいつも同じメニュー。母にとっては大変楽。

これなら作ったことあるから、安心。

「ウィンナーは大丈夫」

こないだ作ったタコがバラバラだったからか、ウィンナーは不要とのこと。

大したメニューじゃないけど、私は大わらわ。

朝から買い出し、何故かリュックはパンパン。

急にリクエストが増えて応えられないのが嫌なので、朝も帰りも、同じ質問を何度も繰り返す。

「いいね?唐揚げと卵ね。ウィンナーはいいね?いらないね?」

朝つくるのは不安なので、仕込みは夜から。

何気に心配性なので、腐るのでは?という不安が湧き出す。

冷凍して自然解凍、とかいうのでそうしてみようとするけど、解凍されなかったらどうしよう。

冷凍して朝チンして詰めるとか書いてあるけど、まずいんでは…

おにぎり固まったらどうしよう…

いっぱい出来ちゃうんだけど、残りどうしよう…

悩みの裾野もどんどん広がる。

悩みがいろいろ、スマホ片手に、5画面くらい立ち上げて、台所はすごいことに。

いつも思うけど、ほんと大したもの作ってないのに、何故こんなに時間がかかるのか…?

時間は真夜中。メニューが大したことなさ過ぎるので、せめても工夫と思って海苔を切る。

トーマスの目玉だの眉毛だの、得意技はこのくらい。

細かいパーツを紛失しないよう、海苔が湿気って丸まらないよう、キッチンペーパーに包んで保管。

明日の朝パニクらないよう手順をメモして、さぁ、朝が勝負。

本当に、何故こんなメニューに時間かけられるんだろ、私…

でも、ジャーン

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夜中に切った力作の海苔、大成功。

そしてこだわりはここ。客車の断面。

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弁当を食べるときに気がつけば、どんなにはしゃぐか…

ふふふ、母の仕掛けにおどろけよ。

壮大な時間と脳を費やした弁当、反応はいかに⁈

……………………………………………………

母の思い、届かず。

アニーには気がつかなかったようです。

でもめちゃくちゃ!おいしかったって涙

次はもっと高度な海苔を切ろう。

 

 

 

 

 

初母の日

投稿日 2018.05.14, by gyorin

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はい、気がつけば2018年母の日…。

以前の投稿から早一年。でも一年前に描いてたことに驚いた今日この頃です。

今日は母の日。母の人も違う人も、母に感謝の意を示しましたでしょうか。

私も母になり4年、初めて子が「母の日」を理解した年になりました。

子供も昨年までは母の日はおろか、誕生日も言われて「はア」みたいな感じでしたが、4歳は違うね。

母の日もがっつり取り組んでて、まず保育園では母の絵を描いてて、ほぼ初めてちゃんとした人らしき絵を描いてて驚愕!母の絵にちょっと憧れてたから、ちゃんとなっててびっくり。

しかも「これはお母ちゃんが大好きだよって言ってる顔〜」とか言って、しまじろうみたいな見本のようなセリフまで!

さらに昨日は野花を集めて「あげるからびっくりして」とブーケをつくってくれました。内容は貧乏草とヘビイチゴという、なかなか野花感あふれるものでしたがとにかくそのお気持ちが嬉しい。

朝には更にヒルガオも頭に挿してくれたり、もう至れり尽くせり。

肩も2秒くらい揉んでくれました。

そして夫とお金を出し合って、ダヤングッズもプレゼントしてくれたのでした。

母の日を知った子は、もう思いつく限りのお祝いをしてくれて、本人も満足げでしたが「父の日ってのもあるの知ってる?」と聞くと、ほう…みたいな表情で、「子の日は?」と聞くので「終わったよ。5月5日だから」というと、それは信じたくなかったようで「じゃあまだだね」と謎の言葉を残して去って行きました。

子の日は完全に無視していたので、来年はもう少し演出をお返ししようと思いました。

しあわせバレンタイン

投稿日 2017.02.15, by gyorin

今日はバレンタイン。

気づけばもう半月も経ってたんですね。いけないいけない。

いい年してバレンタインもないだろうと思ういますが、意外に大事にしてます。ワタシ。

もう気づけば10年以上、会社中に約70個のチョコ配達をしています。

それはいいとして、

夫が迎えに行ってくれたので、久々に残業して帰宅。

帰ると寝ずに待ってる息子。すぐ寝かせるワタシ。

「おかあちゃ~ん、おかあちゃんだいすきよ」

と乗ってくる息子。

「おかあちゃんのうえでねよう」

「おかあちゃんはおとうちゃんのだ」と張り合う夫。(笑)

「おかあちゃんはたいちのだ」と取り合う息子。

「ニャーン」と乗ってくる猫。

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なんてしあわせなバレンタイン。

ワタシの上に息子が乗って、その上に猫が乗って。

まるでブレーメン・・・

チビがいたらチビも乗るだろうな。

10分後全員寝てしまい、やっと1人、ごはんを食べるワタシでした。

 

 

鬼のパンツ

投稿日 2017.02.01, by gyorin

チビがなくなって早1週間過ぎ・・・

いつまでも嘆いていられないので、明るい話題をひとつ。

そろそろ節分です。

「おに~のパンツはいいパンツ・・・」という歌を聞いたことあるかと思います。

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3歳になるぼっちゃんも、覚えてきたらしくご機嫌に歌います。

♪おに~のパンツはいいパンツ~

♪つよいぞ~ ♪つよいぞ~

♪ごね~んはいてもやぶれない~

えっ?!

5年履いても破れない?そこ?

鬼だからとかじゃなくて?!

にしてもよく考えるとすごい。5年履いても破れないって。

しかも鬼とか乱暴そうなのに。

さすがだね、鬼のパンツは。

ところでチビは今年の秋に生まれ変わるという噂を聞きました。

楽しみです!皆で待ってるからね!!

 

 

さよならチビ

投稿日 2017.01.21, by gyorin

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なんてお久しぶりでしょうか。1年以上ぶりの地口屋ブログ。

今年は節分からちゃんと描こうと意を決していた今日このごろ。

突然の訃報が。

子供がお腹にいるとき、工場近くで拾ったちび猫チビ。

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子猫のころから様々なやんちゃぶりで、病気のクロをこまらせていました。

片思い

ちびが落ちた!

すっかり(体は)大人になった最近は実家の猫となって幸せに過ごしていたんですが・・・

一昨日の朝、突然具合が悪くなり、翌夜明け前、

かわいそうになくなったとの知らせが。

朝方皆で病院へかけつけ、最後のお別れをしました。

あんまりにあっけなくって、なんだか嘘みたい。

しばらくうちにいなかったから、留学してる子供みたいな感覚??

最後は苦しかったみたいでかわいそうだったんだけど、

病院できれいにシャンプーしてもらって、

生まれて初めてブローまでしてもらって、

ふっかふかのチビでした。

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あんまり短い人生だったけど、

クロに会って、太一に会って、アンちゃんに会って、

短い中でも好きな子に囲まれて、幸せだったかな。

またいつか大好きな皆に会えますように。それまでちょっと寂しいけど、待っててね。

うちにきてくれてありがとう

 

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小品展【books+】Ⅳ『本と猫』

投稿日 2015.11.30, by gyorin

さあ、最後!

異色の作品『本と猫』。

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なんと文庫本を作成。

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裏だってこのとおり。

これがなんなのかというと。(↓下記をクリック:動画です)

そう、超原始的アニメーション。

うまい人がやればもっとなめらか。なはず!

「本を読んでいると猫がやってきて邪魔をする」という日常を切り取った作品。

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立派な革製ブックカバー入り。

———————-作品のできるまで———————-

この作品、「あと一個くらいなんか書かなきゃなー」と思ってたとこに、

会社で過去に売ったノートカバーの中身が落ちてるのが目に入りました!

猫だけ描くのが得意なワタシ。

学生時代に培ったアニメーション(恐らく700枚前後×12匹を手描きで仕上げた)の要領で、さささっと・・・

表紙を描くのは、線を引くのに躊躇したけどなんとかクリアー。

何度もめくってたら早速本が薄汚れてきたので、

納品前日に慌てて革版画を押して、

発送日の朝イチ、会社で裁断。

熟練パートさんの手を借りて・・・素敵なブックカバーもつきました。

・・・・素敵な作品のはじまりなんてこんなものです。

これにて、Books+作品終了!

次作品めいたもの描くのはいつになるかしら・・・。