黒ちゃんの夏休み その2

Posted on 8月 27th, 2010, by gyorin

さあ、長い長い旅路からやっとこさ帰宅して倒れた黒ちゃんですが・・・
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帰宅した次の日の夜、今度は入院している田舎の祖母が危篤との知らせが・・・

さあ大変、黒ちゃん再び出動です。

今度は東京から伊勢へ300キロ近くを真夜中に走り抜けます。

すっかりドライブ慣れした黒ちゃんは余裕の表情。

しかし伊勢の田舎には猫がいっぱい。

うようよとそこらに猫が歩いています。

黒ちゃんは猫がきらい。これは結構な恐怖です。

黒ちゃんは和室を与えられ、つかの間の休息・・・とはいかず、

猫穴から入ってくる猫たちにおびえながら、気を張って暮らしておりました。

危篤状態から3日目の朝、

いよいよ一度帰ろうということになり、東京へ出発・・・

と思ったら悲しくも祖母が亡くなりました。

ぎりぎりあと一歩のところで東京へ発つところでしたが、

予定変更で伊勢暮らしは続きます。

黒ちゃんの2間続きの和室には亡くなったお祖母ちゃんが運ばれ、

お坊さんが来てお経が始まりました。

黒ちゃんも箪笥の上からお経を聞きます。

亡くなったところに猫なんて・・・と思われる方もいらっしゃるでしょうが、

お祖母ちゃんは猫が大大大好き、でした。

お祖母ちゃんは乱暴しないので、猫にも好かれて、介護ベッドには大量の猫が家族で暮らしていました。

お祖母ちゃんも許してくれるでしょう。

さて、田舎にはいろいろ猫がおり、黒猫もいっぱい。

しかしながら皆ハナがデカイ・・・。

唯一新参者のこももは物凄い可愛い顔をしていますが、伊勢猫は鼻が立派な性質なのでしょうか。

またあんなにいっぱいいるのに、玄関先にはぼろの黒猫が一匹。

ビスビスと鼻を鳴らしながら、ガラス越しに中を眺めています。

「あれはよその子」と中には入れません。(餌はやる)

どれでもいいわけではないようです。

なんだかんだとそれから三日後、

やっとのことでいよいよ東京へ帰宅。

今度は思う存分、倒れていられる黒ちゃんなのでした。

東北いって、伊勢いって、お経も聞いて、大量の猫を見て・・・

わがままから始まって、猫生初体験づくめの夏休みだったのでした!

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